Archive for 3月, 2008

蓮花寺佛教研究所紀要第一号 創刊

土曜日, 3月 29th, 2008

紀要表紙
 このたび、『蓮花寺佛教研究所研究紀要』第一号を創刊いたしました。
研究所発足より半年の準備期間を経て、ここに一年間の研究成果を発表することができました。関係各位のご支援に心より感謝申し上げます。

チベットの行方 2

金曜日, 3月 28th, 2008

 チベット問題と一言にいっても、これはチベット自治区における民族対立にとどまらない様々な問題を含んでいるように見える。
 まずは中国という国自体における人権問題や経済格差の問題がある。近年、土地の強制収用や地方行政への不満が引き金となり、大規模な抗議行動に発展するケースが増えている。これらの抗議行動の参加者が、武力行使によって弾圧され、あるいは不当に逮捕され、公正な裁判の機会を与えられずに長期間拘禁されるような事態は、チベット自治区に限らず、中国全土でおこっている。

インド仏教遺跡巡拝の旅 3

水曜日, 3月 26th, 2008

山本 匠一郎(隆信)
3 ブッダガヤ(Bodhgaya)
釈尊成道の地ブッダガヤはインド・ビハール州にある。ビハール州はインドで最も貧しい州だ。ガンジス河のたびかさなる氾濫、水害により、農村は疲弊し、商工業も停滞して [...]

研究会報告 19

火曜日, 3月 25th, 2008

日時:2008/03/05(水) 13:00-17:00
 
場所:蓮花寺佛教研究所
 
参加者:遠藤祐純先生
    遠藤純一郎、遠藤祐介、小林崇仁、高橋秀城、山本匠一郎、
    山野智恵、伊藤尚徳

インド仏教遺跡巡拝の旅 2

火曜日, 3月 25th, 2008

山本 匠一郎(隆信)

2 ルンビニー(Lumbini)
釈尊生誕の地ルンビニーはネパールにある。インドから国境を越えていこうとすると、ゴラクプルGorakhpurから北へ向かうが、そこから先はやせたさびしい林が続く。 [...]

インド仏教遺跡巡拝の旅 1

日曜日, 3月 23rd, 2008

2月のインドへ仏跡を訪ねてきた。12月から2月のインドは気候が落ち着いて過ごしやすい。平年だと日中は30度くらいまで上がり半袖一枚ですむ。しかしこのところ異常気象でインドはかつてない寒さに襲われている。半袖一枚でいる人など見かけない。みな長袖に上着をはおり、マフラーやショールをしている人も多い。朝晩は息を吐くと白くなる。気温は10度を下回っているだろう。2月のインドへ仏跡を訪ねてきた。12月から2月のインドは気候が落ち着いて過ごしやすい。平年だと日中は30度くらいまで上がり半袖一枚ですむ。しかしこのところ異常気象でインドはかつてない寒さに襲われている。半袖一枚でいる人など見かけない。みな長袖に上着をはおり、マフラーやショールをしている人も多い。朝晩は息を吐くと白くなる。気温は10度を下回っているだろう。

チベットの行方 1

木曜日, 3月 20th, 2008

 朝刊の第一面にダライ・ラマの記事が載っていた。中を開くと、二、三面をさいて、チベット問題が扱われている。日本でこれほどチベット問題が大きくクローズアップされたことは、いまだかつてなかったのではないだろうか。オンラインのニュースにも次から次へとチベット関連のニュースがアップされている。
 日本政府はこれまで、チベット問題を「中国の内政問題」とする見解をとってきた。今回もその基本姿勢をくずしてはいないが、「基本的には中国の国内問題とはいうものの、双方が自制して混乱が拡大しないことを望みたい」(町村官房長官)、「中国の首脳も来る。外相も来る。この問題に触れないということはありえない」(高村外相)としており、従来とは若干異なった立場をとっているようだ。

商品化する世界 5

水曜日, 3月 5th, 2008

 多くの日本人はもうビルマのことなど忘れてしまっているかも知れない。
 ラングーンでのデモが武力行使によって鎮圧されたのが昨年の9月。あれから半年も経っていないのであるが、その後、日本では、大連立や、朝青龍、食品偽装などの問題がメディアを賑わし、次から次へ目まぐるしく提供されるニュースの中に、ビルマの問題は埋もれてしてしまったようだ。考えてみると、ラングーンでのデモも、私たちにとっては放送局の提供する一つのTVショーでしかなく、ただ消費されて終わる商品にすぎなかったのかもしれない。しかし、ビルマでは、今なお、軍事政権による圧政が続いている。

(山野 智恵)
Rengeji Institute for Buddhist Studies