『蓮花寺佛教研究所紀要』第十二号 目次

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〔縦組〕
森和也
『印度蔵志』の構造解析序説 
─平田篤胤のインド研究の位置づけを考える─

小塚 由博
明清文学と『金剛経』 —王晫「金剛経紀騐」とその周辺—

遠藤純一郎
度会行忠所帯の神道書に於ける思想構成(その3)
─伊勢神道に於ける「正直」の観点から─

小林 崇仁
奈良・平安初期の山林寺院における仏教者の諸活動
—道俗相集をめぐって—

伊藤 尚徳
既成仏教教団における教化理念の形成 —真言宗智山派の場合—

山口 敦史・今井 秀和・小塚 由博・迫田(呉)幸栄・鈴木 道代・堀井 瑞生
金剛経集験記注釈(一)

〔横組〕
松本 紹圭
日本伝統仏教寺院の経営施策に関する調査分析

山野千恵子
ナーガールジュナ、地下世界、ヴィディヤーダラ
 ─『リーラーヴァイー』におけるハーラ王とナーガールジュナの地下世界訪問譚─

工藤さくら
ネワールの仏教をめぐる葛藤とダルマニラペクシャ(世俗) 
–仏教誌『アーナンダ・ブーミ』の分析から–

Contents

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Mori Kazuya
Introductory Discussion on the Structure of Indozōshi: Re-evaluation of Hirata Atsutane’s Indology

Kozuka Yoshihiro
Jin’gang boruo jing and Literature in the Ming and Qing Periods: Wang Zhuo’s Jin’gang jing jiyan and its literary circumstances

Endo Jun’ichirō
Scheme of Medieval Shinto Treatises Owned by Watarai Yukitada, Part 3: Focus on Ise Shinto Concept of Honesty

Kobayashi Sōjin
Buddhist Activities in Forest Temples in the Nara and Heian Periods: The Concept of “Gathering of Monks and Laity”

Itō Hisanori
Policy and Strategy of Buddhist Edification in Modern Japan: A Case of the Shingon-Chisan Organization

Yamaguchi Atsushi and Five Other Editors
Kon gō han nya kyō shū gen ki: A Critical Edition with Translation and Notes, Part 1

Matsumoto Shōkei
A Survey and Analysis of Buddhist Temples in Japan: Perspective on Management Strategies

Yamano Chieko
Nāgārjuna, Pātāla and Vidyādhara: Nāgārjuna and King Hāla’s Adventure to the Underworld

Kudō Sakura
Conflicts over Dharmanirapekṣa (Secularism) in Newar Buddhism: Based on the Buddhist Magazine, Ānanda Bhūmi

All Articles are written in Japanese.

『蓮花寺佛教研究所紀要』第十一号 目次

〔縦組〕
興津 香織
江戸期のインド哲学研究 ─研究姿勢と知識の広がり─

小塚 由博
張潮「真娘墓碑」に関する一考察 ─書簡を手がかりに─

遠藤 純一郎
度会行忠所帯の神道書に於ける思想構成(その2)
―伊勢神道に於ける「正直」の観点から―

小林 崇仁
日本古代の山林修行に関する研究の動向と課題

伊藤 尚徳
釈雲照の三教融和思想 ─慈雲飲光との比較から─

大道 晴香
一九六〇年代の大衆文化に見る「非合理」への欲望(II)
─「〈秘境〉ブーム」をめぐって─

小嶋 教寛
鎌倉前中期における東大寺東南院継承とその背景

〔横組〕
松本 紹圭
日本伝統仏教寺院の経営施策に関する調査分析

今井 秀和
〈地獄〉表象の変容 ─「妖怪のいる地獄」像を巡って─

山野 千恵子
『カクシャプタ・タントラ』の魔方陣
─『ブリハット・サンヒター』との関係から─

『蓮花寺佛教研究所紀要』第十号 目次

〔縦組〕
小塚 由博
王晫 『遂生集』について —曹翰故事を手がかりに—

三浦 周
戦前における学術研究助成の一考察 —仏教学を中心として—

遠藤 純一郎
度会行忠所帯の神道書に於ける思想構成(その1)
─伊勢神道に於ける「正直」の観点から─

小林 崇仁
『下諏方別当寺務神宮寺海岸孤絶山起立書附山内之門徒』
翻刻ならびに解題

伊藤 尚徳
雲伝神道における灌頂儀礼について

大道 晴香
一九六〇年代の大衆文化に見る「非合理」への欲望
—「飢餓海峡」と「恐山の女」における《恐山》と《イタコ》をめぐって—

小嶋 教寛
城氏一族の支配構造と熊野信仰

〔横組〕
松本 紹圭
伝統仏教寺院の寺業計画書分析

今井 秀和
『ポケモンGO』と参詣曼荼羅
─GPSアプリを巡るイノベーションと〈世界〉の多層化─

山野 千恵子
『長老尼偈』に見る初期の女性出家者

『蓮花寺佛教研究所紀要』第九号 目次

〔縦組〕
鈴木 優作
〈抵抗〉としての民間信仰 ─石川淳「六道遊行」論─

小塚 由博
王晫の交遊関係中の僧侶について

遠藤 純一郎
中世伊勢神道に於ける「正直」(その2)
─度会行忠の思想に於ける位置をめぐって─

小林 崇仁
勤操の生涯(三) ─利他行への展開─

伊藤 尚徳
慈雲の思想  ─神儒仏三教一致の構造─

小嶋 教寛
東大寺領兵庫関の寄進にみえる密教的背景とその影響
―「顕密御願料」の実像をめぐって―

大道 晴香
恐山の脱地域化と口寄せの変容

〔横組〕
松本 紹圭
伝統仏教寺院の外部環境分析

今井 秀和
現代神仏図像学  ─いわゆる〈神様〉図像について ─

山野 千恵子
古代インドにおける女性出家者

津田 眞一
〈終末論的実存の弁証法〉における統一としての親鸞と法然
─カール・バルトの〈弁証法〉の内実との対比において─

『蓮花寺佛教研究所紀要』第八号 目次

〔縦組〕
乾 英治郎
芥川龍之介における仏教的〈地獄〉表象 ─原家旧蔵品との関わりから─

的場 匠平
近世公家社会における葬祭と寺院

森 和也
近世日本における神儒佛三教関係の再検討 ─その排他と共存の構造─

小塚 由博
書簡の伝達者としての僧侶 ─張潮の交遊関係を手がかりに─

遠藤 純一郎
中世伊勢神道に於ける「正直」(その1)
─神道五部書に見られる「正直」をめぐって─

今井 秀和
夢野久作『ドグラ・マグラ』における日中〝死美人〟説話の摂取
─『九相詩絵巻』から「長恨歌」まで─

伊藤 尚德
結婚する僧侶 ─近代における僧侶妻帯論─

小林 崇仁
勤操の生涯(二) ─朝廷との関わり─

〔横組〕
山野 千恵子
ナーガールジュナとヤクシニー  ─聖者伝説の展開と地域化─

松本 紹圭
浄土真宗本願寺派寺院における門徒による菩提寺に対する評価と分析

『蓮花寺佛教研究所紀要』第七号 目次

〔縦組〕
伊勢 弘志
仏教と現代社会 ―近代日蓮主義を事例とする「顛倒の論理」の考察―

遠藤 純一郎
鈴木正三の思想 ―「正直」をめぐるエピステーメーの基礎研究として―

今井 秀和
妖怪化する仏像 ―江戸期〝仏像信仰〟の副産物―

伊藤 尚徳
大乗の理念と社会的実践 ―三階教無尽蔵院の事例から―

小林 崇仁
菩薩としての徳一

〔横組〕
山野 千恵子
死者の蘇生 ─『カクシャプタ・タントラ』の呪術世界─

松本 紹圭
日本の伝統仏教寺院が抱える運営上の課題と解決策に関する調査分析

小塚 由博
明清文人と仏教 ―張潮と僧との交遊関係を中心に―

『蓮花寺佛教研究所紀要』第六号 目次

〔縦組〕
小嶋 教寛
東南院聖忠と醍醐寺 ―その来歴と本末相論史料における評価を中心に―

遠藤 純一郎
『禪苑清規』に見られる経済経済理念の性格

遠藤 純一郎
宗密の法界縁起説

小林 崇仁
諏訪市博物館寄託『諏訪神社上宮神宮寺縁起』翻刻

伊藤 尚徳
法宝の真如観とその背景

〔横組〕
山野 千恵子
テキスト校訂の理論 —仏教テキストの校訂—

今井 秀和
〈仏像〉と仏像フィギュアの境界線 
─海洋堂リボルテック阿修羅像は寺院安置の夢を見るか?─

松本 紹圭
日本の伝統仏教寺院におけるステークホルダーの意識調査とその分析

江田 昭道
「葬儀」「供養」に関するニュース・ソースの研究

『蓮花寺佛教研究所紀要』第五号 目次

〔縦組〕
田村 正彦
貨幣経済と地獄の思想 ─地獄の沙汰も金次第―

遠藤 純一郎
智儼の法界縁起 ─法藏の前駆思想としての観点から─

高橋 秀城
地蔵となった女性 ─射和文庫蔵『夢物語』(「地蔵尊霊夢話」)―

小林 崇仁
勤操の生涯 ─誕生から修行期にかけて─

〔横組〕
山野 千恵子
ヤクシー信仰 ─豊饒と財福の女神─

松本 圭介
日本の伝統仏教寺院における経営的課題

大道 晴香
恐山菩提寺を〈イタコ寺〉にしたのは誰か 
─マス・メディアの“共犯者”としての地方自治体―

『蓮花寺佛教研究所紀要』第四号 目次

〔縦組〕
森 和也
外在する排佛と内在する排佛

遠藤 純一郎 
契嵩『輔教編』に見られる仏教と儒教の関係

今井 秀和 
現代消費社会における「ブッダ」像
─手塚治虫『ブッダ』から中村光『聖☆おにいさん』への転生─
 
遠藤純一郎
法藏の法界縁起思想1

遠藤純一郎
法藏の法界縁起思想2

遠藤 祐介
『弁宗論』論争について ─頓悟説誕生後の初期段階─

小林 崇仁
諏訪市萬福寺蔵『諏訪神社上宮神宮寺世代』翻刻と考察

〔横組〕
山野 千恵子 
ナーガールジュナと医術 ─『龍樹眼論』の成立と展開─

『蓮花寺佛教研究所紀要』第三号 目次

〔縦組〕
髙橋 秀城
僧と財とのあわい ―無住の著作を手がかりとして― 

小林 崇仁
日本古代における山林修行の資糧(一) ─乞食・蔬食― 

遠藤 純一郎
華厳教学と密教 ─空海入唐以前の在唐密教祖師の動向から─

遠藤 祐介
鳩摩羅什門下の思想展開について ―『易経』の力学―

〔横組〕
山野 智恵
「仏教と経済」研究の視座 ─中村元『宗教と社会倫理』批判から─